AP-710BK
世界中で愛される3つのピアノの音色を 先進のデジタル技術で実現。 世界中で敬愛されている3つのピアノ。ベルリン、ハンブルク、ウィーンで生まれたそれら3つのフルコンサート・グランドが持つ音の魅力を、カシオは徹底的に研究・分析。持てるデジタル技術のすべてを注ぎ、AiR Grand音源における3つのグランド音色として表現しました。
特長
Sound
世界中で敬愛されている3つのピアノ。その魅力を先進技術で表現する [ AiR* Grand 音源]
1700年代までさかのぼるピアノの永い歴史において、現代でも輝きを放ち続けている3つのピアノがあります。ベルリン、ハンブルク、ウィーンで生まれたそれら3つのフルコンサート・グランドが持つ音の魅力を、カシオは徹底的に研究・分析。持てるデジタル技術のすべてを注ぎ、AiR Grand音源における3つのグランド音色として表現しました。それを可能にしたのが、音の波形を時間の経過とともに変化させることのできるカシオ独自のマルチ・ディメンショナル・モーフィング技術。例えば、ピアニッシモからフォルテッシモへクレッシェンドする際などの自然な音色変化や、繊細なタッチのニュアンスも弾き手の意のままに表現可能となるこの技術を生かすことで、3つのピアノそれぞれに魅力ある音づくりを実現しています。さらに、フルコンサート・グランドの豊かな弦共鳴やダンパー・ペダルを使用した際に生じる響きを、88鍵盤それぞれ個別にセッティングした弦共鳴システムにより、自然で心地良い演奏を可能にしています。
※ AiR = Acoustic & Intelligent Resonator
AiR Grand 音源による3つのピアノ音色
Berlin ~ベルリン・グランド~
輪郭がはっきりとして、落ち着きのある上品な音。透明感のある音と響きが、軽やかで色彩豊かな旋律を奏でます。印象派の音楽を演奏するのに適しています。
Hamburg ~ハンブルク・グランド~
迫力と力強さを備え、弦共鳴の多い華やかな音。表現幅が広く、多くのピアニストから愛される音です。あらゆる演奏、ジャンルにマッチします。
Vienna ~ウィーン・グランド~
迫力ある低域弦と、やわらかく美しい弱打が特徴的。豊かな表現力を持つ、重厚で落ちついた音です。古典派の音楽を演奏するのに適しています。
珠玉の音色「ベルリン・グランド」を生んだC.ベヒシュタインとのコラボレーション。
CELVIANO Grand Hybridの音色のひとつ、「ベルリン・グランド」音色はカシオとC.ベヒシュタインの共同開発によって誕生しました。輪郭がはっきりとして上品な、透明感のある音と響きを創りだすにあたり、カシオはC.ベヒシュタインの最高峰マイスター・ピース「D282」モデルを分析。同社のピアノの開発責任者であるアルブレヒト氏をカシオ計算機株式会社 羽村技術センターに招き、最終的な調整までを共に行い完成させた、珠玉の音色です
"マルチ・ディメンショナル・モーフィング" 奏者の感性に応える自然な音色変化を実現
グランドピアノが弾き方や時間によって音色が変化するように、音の波形をなめらかに変化させる技術が「マルチ・ディメンショナル・モーフィング」です。打鍵の強弱や時間の経過による変化を三次元的にきめ細かにコントロールすることにより優しく繊細なppp(ピアニッシッシモ)から、力強いfff(フォルテッシッシモ)まで、奏者の感性のままに表現できます。
"ストリングレゾナンス" 88鍵盤の音の共鳴による「響き」
グランドピアノを弾くと、弾いた鍵盤の倍音となる弦が共鳴します。すなわち、88鍵盤全てにおいてそれぞれ異なる弦が共鳴するのです。また、単音を弾いた時と和音を弾いた時では、共鳴のしかたが異なります。AiR音源では、88鍵盤全てにおいて、1鍵盤ごとに異なる共鳴音をそれぞれ独立してシミュレートすることに成功。88鍵盤それぞれの共鳴音に加え、単音を弾いた時と和音を弾いた時の共鳴の違い、鍵盤を弾く強さによる共鳴の違い等も表現し、グランドピアノに迫る自然な響きを実現しました。
"キーオフシミュレーター" 離鍵による「響き」
グランドピアノは、鍵盤から指を離す速さによって、音の余韻の長さや表情が変化します。AiR音源では、そうした離鍵時の響きのニュアンスまでも追求。奏者の指から伝わる繊細な感性をも表現できます。
"ダンパーレゾナンス" ダンパーペダルによる「響き」
グランドピアノのダンパーペダルを踏むと、88鍵盤の弦が全て解放された状態となり、弾いた鍵盤の倍音となる弦が全て共鳴します。AiR音源では、その倍音全ての共鳴音を独立して表現。さらに、ダンパー自体の動作音までシミュレートし、グランドピアノさながらの奥行きのある響きで演奏できます。また、AP-710のダンパーペダルは連続可変式の採用により、ハーフペダル時にペダルを踏んだ深さによる余韻の変化も表現。ペダル操作による繊細な演奏表現を可能にしました。
"イコライジングシステム" ボディによる「響き」
グランドピアノでは、弦が響くだけではなく、音が響板で増幅されてピアノ全体から音が響きます。AiR音源では、先進のイコライジングシステムにより、グランドピアノのような豊かな響きが奏者を包み込みます。
"天板開閉構造&リッドシミュレーター" 大屋根の開閉による「響き」
グランドピアノでは大屋根を開閉することで音量や音質が変化します。AP-710では、天板を開閉できる構造により、グランドピアノの大屋根を開けた時のような豊かで広がりのある音で演奏できます。また、音源部には、大屋根の開閉量に伴う音色変化をデジタルでシミュレートする「リッドシミュレーター」も搭載。開閉量の設定を選択することにより、好みのピアノ音による演奏を楽しめます。
※本体の天板を開閉してもリッドシミュレーターの設定値は変化しません。
構造上の特徴的な音も表現
[ 機構音システム ]
例えば、鍵盤を離した時にダンパーなどの機構が元の位置に戻る音が聴こえるように、グランドピアノは構造上のメカニカルな音も一緒に発します。「ダンパーノイズ」「キーオンアクションノイズ」そして「キーオフアクションノイズ」。これらの機構音までも取り入れることで、アコースティックな響きを追求しています。
Touch
3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤II
グランドピアノとデジタルピアノの発音構造の違いは、弾いてから発音するまでのタイミングの違いとして表れます。そこで「3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤II」では、3つのセンサーが順番に打鍵を感知するシステムを採用。これにより、打鍵の検出から発音までの時間を打鍵の速さに応じてきめ細かく変化させることが可能になりました。また、このセンサー方式は鍵盤を戻しきらなくても連続して発音可能なため、優れた同音連打の演奏性も発揮します。
もちろん、グランドピアノのようにハンマーの自重によるアクション機構で、確かな弾き応えとスムーズなタッチ感を両立。低音域ほど重く、高音域ほど軽くなるグランドピアノの特性もしっかりシミュレートしています。
象牙調・黒檀調鍵盤
グランドピアノならではの高級感あふれる風合いと質感、なめらかな手触りを感じさせる象牙調・黒檀調の鍵盤を採用。表面に微細なシボ加工を施すことで汗による滑りを抑え、長く演奏しても指先にしっくりなじむ感触を実現しています。
ハンマーレスポンス
グランドピアノは音域ごとに弦を叩くハンマーの大きさに違いがあります。そのため、同じ強さで鍵盤を弾いても、音域によって発音タイミングが微妙に異なります。カシオデジタルピアノの鍵盤システムでは、そうした音域ごとに異なる発音タイミングの違いを徹底追求。さらに、弾く強さに応じて異なる発音タイミングの違いまでも、丁寧にシミュレートしています。
Features
コンサートプレイ ~ オーケストラをバックに演奏できる
オーケストラの壮大な生演奏を、高音質なオーディオデータで収録。ピアノのパートを自分で演奏することで、オーケストラと共演する気分で演奏を楽しめます。
内蔵曲リスト
- ピアノコンチェルトNo.1 作品23 第1楽章
- 雨だれの前奏曲
- 交響曲No.9より 歓びの歌
- ジュ・トゥ・ヴ
- モルダウ
- カノン
- ピアノソナタ 作品13<悲愴>第2楽章
- かなしい歌
- 主よ、人の望みの喜びよ
- 展覧会の絵「プロムナード」
- ピアノソナタK.331 第1楽章
- だったん人の踊り
- ピアノコンチェルトNo.20 K.466 第2楽章
- ヴァイオリン協奏曲 作品64 第1楽章
- ヘ調のメロディー
ホールシミュレーター ~ 世界的に有名なホールの音響特性を再現
透明感のある端正な響きや、伸びやかで華やかな響きなど、世界的に有名なコンサートホールの、それぞれに異なる音響特性をシミュレート。先進のデジタルシグナルプロセシング技術により、臨場感あふれるサウンドを堪能できます。
ホールシミュレーターリスト
1. ROOM 2. SALON 3. DUTCH CHURCH 4. STANDARD HALL 5. BERLIN HALL 6. FRENCH CATHEDRAL
- ペダルを多用する曲でも音切れしにくい最大同時発音数256音
- 包み込まれるような臨場感と豊かな音量感を実現した、30W+30Wの2ウェイ6スピーカー
- 小音量時でも低音・高音がしっかり聴こえるボリュームシンクイコライザー
- アコースティックピアノを弾いているような自然な音の広がりを実現するヘッドホンモード
- 市販のUSBフラッシュメモリーにオーディオデータ(44.1kHz WAVフォーマット)として演奏を録音し、パソコンで再生したり、CDにしたりすることができる「オーディオレコーディング」機能を搭載
- 鍵盤の中央から右側と左側で同じ音域に設定でき、親子や先生と生徒など、2人でのピアノ練習時に便利な「デュエット機能」
- 豊富な音色を選びやすい「音色セレクトボタン」を搭載
- 鑑賞だけでなく、レッスンにも役立つ「ミュージックライブラリー」
- 2種類の音色を重ねて演奏できる「レイヤー機能」、低音域と高音域で音色を分けられる「スプリット機能」
- ボタン操作をロックし、誤った設定変更を防ぐ「操作ロック」
- 操作せずに一定時間経過すると自動的に電源が切れ、電力の無駄な消耗を防ぐオートパワーオフ
仕様
- 曲目リスト
- ノクターン 作品9の2
- 幻想即興曲 作品66
- エチュード 作品10の3 「別れの曲」
- エチュード 作品10の5 「黒鍵」
- エチュード 作品10の12 「革命」
- エチュード 作品25の9 「蝶々」
- プレリュード 作品28の7
- ワルツ 作品64の1 「小犬のワルツ」
- ワルツ 作品64の2
- 楽興の時 第3番
- 即興曲 作品90の2
- 軍隊行進曲 第1番(連弾)
- 春の歌 「無言歌 第5集」より
- 楽しき農夫 「ユーゲント・アルバム」より
- 見知らぬ国と人々について 「子供の情景」より
- トロイメライ 「子供の情景」より
- タンブラン
- メヌエット BWV Anh. 114 「アンナ・マグダレーナ・バッハのクラヴィーア小曲集」より
- インヴェンション 第1番 BWV 772
- インヴェンション 第8番 BWV 779
- インヴェンション 第13番 BWV 784
- プレリュード 第1番 BWV 846 「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」より
- かっこう
- ガボット
- ソナチネ 作品36の1 第1楽章
- ソナチネ 作品20の1 第1楽章
- ソナタ K.545 第1楽章
- ソナタ K.331 第3楽章 「トルコ行進曲」
- ロンド K.485
- エリーゼのために
- トルコ行進曲
- ソナタ 作品13 「悲愴」 第1楽章
- ソナタ 作品13 「悲愴」 第2楽章
- ソナタ 作品13 「悲愴」 第3楽章
- ソナタ 作品27の2 「月光」 第1楽章
- ラプソディ 第2番
- ワルツ 作品39の15(連弾)
- 愛の夢 第3番
- 花の歌
- 乙女の祈り
- クシコス・ポスト
- ユーモレスク 作品101の7
- メロディー 「叙情小曲集 第2集」より
- シシリエンヌ 作品78
- 子守唄 「ドリー組曲」より(連弾)
- アラベスク 第1番
- 亜麻色の髪の乙女 「前奏曲集」より
- パスピエ 「ベルガマスク組曲」より
- ジムノペディ 第1番
- ジュ・トゥ・ヴ
- 愛の挨拶
- エンターテイナー
- メープル・リーフ・ラグ
- アラベスク 「25の練習曲 作品100」より
- スティリアンヌ 「25の練習曲 作品100」より
- アヴェ・マリア 「25の練習曲 作品100」より
- 帰途 「25の練習曲 作品100」より
- 貴婦人の乗馬 「25の練習曲 作品100」より
- 第13番 「30番練習曲 作品849」より
- 第26番 「30番練習曲 作品849」より
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