追手門学院中・高等学校 様

カシオの超短焦点プロジェクターが、いつでもどこでも学べる環境づくりの一助に。

※ 記事中のインタラクティブホワイトボードのお取り扱いは終了しています。(2020年6月現在)

2018年に創立130周年を迎えた追手門学院は、幼稚園から大学まで擁し、「人」を育て、「人」が育つ教育に誠実に取り組んでいる総合学園です。
2019年4月、大阪府茨木市に中学・高校棟「Smart Pallet」を開設するにあたり、タブレットやノートパソコンなどの整備を拡大するとともに大型提示装置としてカシオの超短焦点プロジェクターを交流スペースに配備。「いつでも、どこでも学べる」次世代型教育の実現を推進しています。

追手門学院中・高等学校

いつでもどこでも学べる開かれた空間の実現のために、性能や耐久性に妥協しないプロジェクターを選択

追手門学院中・高等学校は、独自の中高一貫教育と豊かな人間教育を特長とした授業を実施しています。中学校には188名、高等学校には1,319名(2019年4月時点)の生徒が在籍。「独立自彊(じきょう)・社会有為」を教育理念に、自主的自律的な精神と確かな個性を持つとともに、他者や社会のことをきちんと考え、豊かな社会性を持った人間を育てることを目標としています。

本校の強みは、生徒一人ひとりの学力や個性を伸ばし、志望校合格へと導く多様なコースを有した6年中高一貫教育。授業の進め方は、黒板に書いて話すチョーク&トークから脱却し、教員が一コマ50分の中で話す時間は15分程度とわずかです。残りの時間は生徒同士でチームを組んで、課題を解決していくアクティブラーニングで構成されています。高校1年生より、毎週土曜日の2時間は探究授業に設定。化学基礎で学んだ炎色反応の知識を応用し、自分たちがデザインした花火を文化祭などで打ち上げ、人々を楽しませられないかといった、生徒主体のプロジェクト型の教育を推進しています。

2019年4月から、4階建ての新校舎「Smart Pallet」での教育がスタート。新学習指導要領や新大学入試およびその後の社会を見据えた全館学びのオープンスペースです。
校舎に入ると、本や映像を配置したPort[ポート]と呼ばれる空間が広がります。Portは各フロアにあり、全館が図書室というコンセプトで交流スペースでの教育活動を促進。Portの近くにはティーチャーステーションを設置。教員が生徒のそばで学びをコーディネートします。教室は、可動式仕切りを取り払えばラーニングスペースCanal[キャナル]と一体に。クラスや教室、廊下といった枠にとらわれない自由な学びを展開しています。

先生方は語ります。「交流スペースに設置するプロジェクターには、柔軟に使えて、かつ高い性能や耐久性を持ったものが求められていました。新校舎移転を機に、中学1年生、高校1年生の全クラスと、中学2・3年生、高校2・3年生の特選SSコースの生徒にタブレットを支給。教員もノートパソコンで授業を行う環境となり、大型提示装置であるプロジェクターは大変重要な役割を担っています。」

カシオの超短焦点プロジェクターは水銀を使わないレーザー&LED個体光源を採用し、最短5秒で投映可能。約20,000時間の長寿命光源で、ランプ交換の手間をカットするとともに、消費電力も大幅に削減。防塵設計によりフィルター交換の手間も低減します。さらに、キャスター付きの専用ボードスタンドと併用すれば移動も簡単ということで、選定条件にぴったりだったそうです。
2018年1月に、超短焦点モデルXJ-UT351Wとボードスタンド1セットをテストで導入し、使い勝手、性能ともに高評価。新校舎開設に合わせて本格導入となり、最終的にはPortやCanalに1フロア2セット、4フロアで計8セット設置されました。

超短焦点モデル XJ-UT351W+カシオ 超短焦点モデル用ボードスタンド IWS-82V-CS

優れた基本性能により、生徒の活動時間が増加。より濃密な授業が可能に

プロジェクターの実際の活用について、ICT教育推進リーダーである金 崇裕先生にお話を伺いました。

「交流スペースにあるカシオのプロジェクターは、主に知識のアウトプットに活用しています。先日の大阪サミットのときは、生徒が有志でサミットについて考え、プレゼンをする『追手門プレチャレ』を実施。生徒が調べたことをプロジェクターで投映して発表しました。Canalでの2クラス合同授業や、大型提示装置がない選択教室の授業のときにも用いています。」

他にも入試説明会や学校見学会、生活指導の研修、職員会議、部活動においては運動部のミーティング時にも利用されるということで、プロジェクターの使用頻度は高いそうです。

「電源を入れるとすぐに投映できるところが便利です。他社製品の場合、待つ時間が長く、話をして間をつなぐなどしていました。生徒の活動時間が増え、授業の1コマ50分がより濃密になりました。」

「輝度が高く、照明を点けたままで投映できるのも助かります。生活指導の研修に参加したときは、私自身後ろの方に座っていても文字がはっきり読めました。交流スペースで照明を落とせば、同じ場にいる方は暗いなと感じるでしょう。生徒が手元のプリントに書き込みづらくなるということもありません。」

また、設置準備の手間もかからないと金先生は述べます。「ホワイトボードにプロジェクターを固定してあるので、設置距離や角度は変えずにキャスターでボードごと移動できます。必要なときに準備でき、終わったら簡単に片付けられます。」

「プロジェクターの後ろにあるモニュメントなどの関係で常時設置は難しく、活動的な中学生が多数利用する空間ということもあり、使わないときに片付けておけるのは安心です。」

「4月から運用を開始して3ヶ月が経ちましたが、カシオのプロジェクターに関する不満は出ていません。以前使っていた他社製プロジェクターや、現在導入しているノートパソコンなどについては色々と要望が挙がることを考えると快適に使えているあらわれです。機械に不慣れな教員でも簡単に扱え、接続方法や使い方がわからないと呼び出されることもありません。おかげで作業の手を止めることが減りました。」

取材当日は、プロジェクターの活用風景を拝見することができました。一つ目は英語のプレゼンの練習です。プロジェクターにプレゼンのテーマを投映し、生徒たちが交代でスピーチ。準備も生徒が行なっており、操作に迷うこともなくスムーズに投映開始。照明を点けたままでも十分な明るさを確保できていました。二つ目は、Canalでの2クラス合同授業。「自分の強みを理解する」と「クラスメートへのほめことばを探す」をテーマに、3人の教員が実演を交えて授業を展開。プロジェクターでテーマや指示を投映していましたが、高い視認性で2クラス分の生徒たちにもしっかりと内容が伝わっていました。

教室という枠を飛び出し、自由に発信、意見の交換ができる。それは、次世代型の教育を目指している追手門学院中・高等学校にとって必要不可欠な要素。これまでにない生き生きとした学びを、カシオの超短焦点プロジェクターがサポートしていくでしょう。

教諭 理科主任 学習推進・進路指導部副部長 ICT教育推進リーダー 金 崇裕先生
プレゼンの練習風景。照明を点けたままでもスライドの文字が読める明るさを確保しています。
Canalでの学級活動。プロジェクターにより、後ろの生徒にも要点や指示がしっかり伝わります。

記事制作協力:株式会社アドワークス

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