株式会社Z会エデュース 様

意見の共有化により、双方向型の授業が実現。生徒の集中力・積極性も向上。

2018年5月28日掲載

「プロジェクターが本当に授業で使える道具になったんだと実感しましたね」(石田先生)

受験・学習指導を目的とする小中高生向け教室事業を運営する株式会社Z会エデュースは、中高一貫生対象の進学教室においてカシオの超短焦点プロジェクターXJ-UT351WNとインタラクティブホワイトボードを導入しました。学校の授業や大学入試が大きく変化する中、Z会ならではの双方向型・多方向型の授業に両製品が大きく貢献、学びの質が飛躍的に向上したそうです。

Z会東大進学教室 新宿教室

起動の速さと明るさ、そして優れた双方向性。
道具として頼れる存在に

Z会グループは、社会で役立つ本物の学力の養成を基本理念に、本質を追求した教育を実践しています。通信教育でおなじみですが、対面教育にも力を入れており、首都圏の難関大合格を目指すZ会東大進学教室では、中高一貫生を対象にZ会独自の双方向型・多方向型の授業を実施。それが「Z会東大進学教室 メテウス」です。

「Z会は、ただ知っているだけでなく、知識をどう組み合わせて、自分なりの答えを出すかという思考力と記述力を重視しています。双方向・多方向な授業スタイルを特長としているメテウスは、まさに考える力と伝える力を伸ばす講座。現在の新入試の傾向にも沿っているところがあります」
と語るのは、Z会東大進学教室 副代表 金子充子氏。

Z会東大進学教室 副代表 金子充子氏
変わりゆく大学入試に対応「Z会東大進学教室 メテウス」

教育のかたちが以前とは大きく変わり、受動的な学びではなく能動的な学び(アクティブ・ラーニング)が必要とされています。2021年から始まる大学入学共通テストでは記述式の問題が取り入れられるなど、思考力・判断力・表現力が問われるように。Z会ではこの新入試のかたちが見え始めた段階でメテウスを案内。思考力と記述力を高めるノウハウを生かし、先陣を切って商品化したそうです。
プロジェクターとインタラクティブホワイトボードは、メテウス中学2年生の春期講習で活用。実際に使用した数学講師 石田浩一先生に感想を伺いました。

「大変使い勝手がいいです。まず、プロジェクターが最短5秒で起動する点。授業では黒板も活用したいので、ずっとプロジェクターを点けているわけではありません。使いたいときにパッと点くというのはとても大切。2時間という短い時間の中でプロジェクターの起動時間は非常に無駄です。以前使用していた製品ですと起動が遅く、生徒たちの集中力が削がれてしまいました」(石田先生)

Z会東大進学教室 数学科講師 石田浩一先生

アクティブ・ラーニングを実践するためにICT活用が叫ばれていますが、起動の遅さが肝心の活用を妨げていたと石田先生は指摘します。

「ICTを授業に導入するときの大きな問題点だと思うんです。いくら便利でも立ち上げるために時間がかかるようでは本末転倒。以前なら時間の都合上使いづらいところを、カシオに変えてからは積極的に使いたいと考えるようになりました。生徒の集中力もアップしています。プロジェクターが本当に授業で使える道具になったんだと実感しましたね」(石田先生)

「また、超短焦点で黒板の近くから投映できるので、スペースの有効活用ができます。あとは明るさ。蛍光灯をつけたままでも十分見られるので、いちいち教室を暗くしなくてもいいところがいいですね」(石田先生)

次に、インタラクティブホワイトボードについても使用感を聞いてみました。この製品の特長は、パソコンで作成した資料などをスクリーンに投映し、その投映画面に専用ペンで文字を書いたり、線を引いたりすることができるところ。また、投映画面を普通紙に出力し、その用紙に専用ペンで書き込んだ内容をスクリーンに投映することも可能です。

用紙に書き込んだ内容がリアルタイムでスクリーンに投映されます。

「非常に画期的だと思いました。先日、授業で図形の問題をやったのですが、証明のために図形に補助線を引くんです。この補助線をどこに引くのかというのは、自分で色々試してみないとわかりません。インタラクティブホワイトボードによって、それぞれの考え方をみんなで共有することができました」(石田先生)

プロジェクターの設置風景。
専用ペンでなぞって補助線をスクリーンに投映。全員で発表を共有できます。

石田先生は投映データ(図形)を普通紙にプリントして生徒全員に配りました。生徒たちが鉛筆で各々補助線を引いたあと、石田先生は発表させたい子に専用ペンを持たせ、自分で引いた補助線をその場でなぞらせます。すると、スクリーン上に補助線が投映されるという流れです。専用ペンは2本あり、複数の補助線を同時に映し出して全員で共有することができます。

「一番良くないのは、正解が1個しかないと思ってしまうこと。でも、みんなが引いた補助線を検証していくと、色々な線で証明できることがわかるんです」(石田先生)


ICT活用推進の立場からみても、今回の取り組みは先進的

石田先生は日本アクティブ・ラーニング学会に所属しており、教育現場におけるICT活用を推進している立場でもあります。その立場からみても、インタラクティブホワイトボードによる授業は、今最も先進的な取り組みになると語ります。

「一人が一本の線を引いたのを見て、他の子が別のところに線を引く。それを合わせたら、もう一人の子が共通する角を見つけて問題が解けたりする。みんなで意見を共有し、考えることで、知識を活用しているんです。この図形の問題は東大で出題されたものですが、みんなで力を合わせれば解けてしまう。通常の学校にはない学びの体験です。そのような位置付けでアクティブ・ラーニングを捉えている例って日本にはまだあまりないと思います」(石田先生)

以前は黒板を使って生徒に補助線を引かせていましたが、黒板の前に出てくるのをためらう生徒も多かったそう。インタラクティブホワイトボードなら、その場で自然と意見が出せます。それが自信になり、成長につながります。いわば生徒の可能性を引き出すツールなのです。実際、授業を体験した生徒からも好反応が返ってきているとのこと。

「最初はとても驚いていて『何でこれ映るんですか』など質問責めに会いました。手元で引いた線がスクリーンに映し出されるのも面白いとみんな言います。それだけで参加感が出ますし、最先端の授業をやっているということでモチベーションが上がりますね。おかげさまで『アクティブ・ラーニング面白い』『いろんな線が引けて楽しかった』『達成感がある』と好評です。中には『別解王になりたい!』と、自分なりの答えを導くことに自信を持った子もいました」(石田先生)

生徒のアンケート。楽しみながら学んでいる様子がよくわかります。

プロジェクターを導入してまだ一ヶ月ですが、道具として活用するなら長期的な運用における信頼性も気になるところ。プロジェクターの肝となる光源の寿命については、従来製品が約4~5,000時間のところを、カシオは約2万時間を実現。消費電力も従来比約45% OFFとなっており「長く使っていく上で大変嬉しいことです」と、金子氏も顔をほころばせます。
また、授業中何回も板書をしたり消したりするので、黒板の前はチョークの粉まみれになります。この点についても、防塵構造を採用しているので安心。フィルター交換など定期的なメンテナンスも不要です。

カシオのプロジェクターおよびインタラクティブホワイトボードは、メテウスが掲げる双方向型・多方向型の授業を高次元で実現しました。石田先生は今回の授業をICT活用の最先端かつ有効な事例と捉えています。

「双方向の場でICTを使った例というのはまだ一般的ではありません。数学講師仲間の間でも面白いという声が上がってきていますし、手応えがありますね。さらなる活用法を模索しながら、この価値を教育現場にどんどん伝えていけたらと考えています」(石田先生)

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