朝日医療大学校 様

ICTを活用した学習環境の構築に、超短焦点プロジェクターが大きく貢献。

「明日の医療人を育む」という教育方針のもと、学校法人朝日医療学園では、2016年4月、5学科8コースを併設する『朝日医療大学校』を開校。2017年には看護学科の設置も予定し、総合教育機関として医療分野の人材育成に力を入れている。その舞台となるのが、岡山駅直近に誕生した新キャンパス。先進のICT機器を備えた各教室には、カシオの超短焦点プロジェクターXJ-UT310WNを導入。幅広い授業スタイルに対応することで、教育の質向上に貢献している。

朝日医療大学校(岡山県岡山市)

独自のICT環境に適した多彩な機能を高く評価

理学療法士、言語聴覚士、歯科衛生士、鍼灸師、柔道整復師といった、医療分野のスペシャリストを数多く輩出し続ける学校法人朝日医療学園。実践的な職業教育を通じて、社会に貢献する人材の養成に取り組むなか、2016年4月、新しく誕生したのが『朝日医療大学校』。朝日医療専門学校岡山校、朝日リハビリテーション専門学校、朝日高等歯科衛生専門学校の5学科8コースを統合。2017年設置予定の看護学科とあわせ、6学科を有する県内随一の総合医療教育機関として生まれ変わった。

また、大学校の開校に伴い、学習環境も新しく整備。岡山駅徒歩5分という好立地に、地上10階の教育棟と3階の交流棟からなる新キャンパスが竣工した。その際、情報インフラや設備機器など、館内のIT環境の構築に携わったのが、末石氏と勝部氏。カシオの超短焦点プロジェクターを導入した経緯について話を聞いた。

「当校では、座学や実技実習などを通じて、医療・福祉・スポーツ・美容など、幅広い分野の知識と技術を学びます。なかでも、座学で使う教材には、テキストはもちろん、人体構造や身体運動を理解するための図解や動画なども多く、それらを投映するためのプロジェクターは必要不可欠となります。もちろん、板書の内容も多岐にわたります。そこで、校舎を新築するにあたり、様々な授業スタイルに対応できる設備環境を整備。プロジェクターを選定する際も、こうしたニーズを念頭に様々な機種を検討しました。」(末石氏)

「具体的には、LED光源を使用していること、校内の無線ネットワークと連携できること、短距離投映が可能なことなどが、選定基準として挙げられました。そのうえで、デモ機を取り寄せ、サイズや重量、輝度や解像度、起動速度、動画再生品質など、様々な性能・機能を細かく比較検討。その結果、求められる基準をクリアするスペックを備えていたXJ-UT310WNの導入を決定しました。」(勝部氏)

半導体光源を使用したカシオのプロジェクターは、水銀ランプ方式の機種に比べ、光源寿命が長いのが特長。さらに、防塵設計も採用しており、ランプ交換やフィルター交換の手間やコストを抑えることができる。昼間部・夜間部がある当校のように、ヘビーユースの使用環境にはもってこいといっていいだろう。また、電源ONから最短5秒で投映でき、電源OFF時のクールダウンも不要。限られた時間ですばやく授業の準備、後片付けができる点も採用の決め手になった。

超短焦点モデルを選んだ理由については、各教室に新しく配備したホワイトボードに対応するためだという。このボードには、プロジェクターを左右にスライド移動できる専用レールが備わっており、より投映距離が短く、重量負担の少ないXJ-UT310WNが最適と判断した。ちなみに、職員フロアの多目的スペースには、スリムモデルのXJ-A257を採用。研修などでの利用を視野に入れ、導入を決めたという。

朝日医療学園 勝部教道氏(左)、末石恵介氏(右)
教室に設置された超短焦点モデルXJ-UT310WN
多目的スペースに設置されたスリムモデルXJ-A257

多彩なデバイスと連携した幅広い投映スタイルに対応

現在、XJ-UT310WNは、普通教室を中心に計41台が設置されている。教室に足を踏み入れるとまず目に入るのが、部屋の幅いっぱいに広がったワイドスパンのホワイトボードだ。上部に取り付けたスライドレールでプロジェクターの移動ができ、投映場所を自在に選べる。これにより、板書を邪魔せず画面を投映したり、投映した画面に書き込みを追加したりすることができ、板書と投映を併用した授業がよりスムーズになる。

壁面にはUSB、LAN、HDMIの各端子が設置されており、PCとのケーブル接続やUSBメモリの使用がすぐにできるよう工夫されている。もちろん、アクセスポイントを経由して校内のLANネットワークと接続し、PCから無線LAN投映を行うことも可能だ。音声は天井埋込式のスピーカーから再生できるなど、サウンド環境も申し分ない。

「様々な投映方法に対応したこの設備環境の導入により、プロジェクターの活用度は飛躍的に高まりました。今までは教室の備品としてPCとプロジェクターをセットで常設し、画像を投映するためだけの機材として使用していましたが、新しい環境では、ノートPCはもちろん、タブレットやスマートフォン、USBメモリまで使えるとあって、授業スタイルの幅が広がりました。」(末石氏)

「USBメモリを使用する際は、PDFファイルの再生だけでなく、PowerPointで作成したファイルも変換して再生でき、自作の教材が手軽に使えるのも魅力のひとつですね。また、無線接続時の動画再生もスムーズ。インターネットの動画サイトなどをそのまま授業に活用できます。」(勝部氏)

「当校では、専任講師だけでなく、外部講師も多くの授業を受け持っています。そのため、新しいシステムを導入する際には、様々な授業スタイルに対応できるよう配慮しました。また、来年から開講する看護学科では、デジタル教材の活用を促進するため、学生ひとりに1台ずつタブレットを配布する予定です。そうなれば、このシステムの利用価値もさらに高まるのではないでしょうか。」(末石氏)

様々な投映スタイルに対応した多彩な機能でビジュアル活用の幅を広げ、毎日の授業をサポートするXJ-UT310WN。今後100年続く学校づくりを目指して、新たなスタートを切った朝日医療大学校での、さらなる活躍に期待が寄せられている。

ウェブサイトの画面をスクリーン投映
スマートフォンを活用したプレゼンにも対応
USB、LAN、HDMI端子を備えた壁面のインターフェイス

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