UCHIPPA GOLF SCHOOL(株)TMGB 様

ゴルフシミュレーターの映像投映にXJ-V110Wを活用。日々の経費削減・業務改善に大きく貢献。

『UCHIPPA』は、ゴルフライフをトータルにサポートする会員制ゴルフスクール。広々とした施設内には、全打席シミュレーターを完備し、レッスンメニューも豊富に用意。初心者から上級者まで、楽しみながらゴルフの腕を磨くことができるのが特長だ。2016年には、シミュレーター用のプロジェクターに、カシオのXJ-V110Wを導入。コストとメンテナンスという2つの課題を解決し、日々の業務改善、顧客満足度向上につなげている。

UCHIPPA UTSUBO-PARK(大阪府大阪市)

長寿命光源ならではの経費削減効果を高く評価

大阪の中心エリアでありながら、住環境も整った好立地に店舗を構える『UCHIPPA』。手軽に楽しめるインドアゴルフ練習場として、男女を問わず、幅広い年齢層のお客様に人気があり、平日はアフター5のビジネスパーソン、休日は近隣からの来客が多いという。専属インストラクターのきめ細かな指導のもと、コースデビュー前のビギナーから、スコアアップを目指すベテランまで、様々なレベルのプレイヤーに最適なレッスン環境を提供しているのが特長だ。

カフェ併設の店内に入ると、ひときわ目を引くのが、すべての打席に完備された最新鋭のゴルフシミュレーター。スクリーンに向けてボールを打つと、センサーがボールの動きを感知し、打球の方向や飛距離だけでなく弾道まで正確に表示される。実物コースのラウンドプレイも体験できるという臨場感のある映像投映には、カシオのプロジェクターXJ-V110Wを使用。水銀ランプ機種からのリプレイスという形で、2016年3月に導入された。同店を運営するUCHIPPA GOLF SCHOOL(株)TMGBで、本社管理課課長、兼マネージメント事業課課長代理を務める井口清治氏に話を聞いた。

「従来のプロジェクターは、水銀ランプ方式の4500ルーメンタイプ。スペック的にはとくに問題はなかったのですが、ランプ交換の頻度が悩みの種でした。平日約10時間、土日祝日約14時間と、稼働時間が長いこともあり、全10台のうち、毎月2台のペースでランプの交換作業が発生。そのつど数万円するランプを新しく購入しなくてはならず、年間100万円近くの費用がかかっていました。そこで、抜本的に経費削減を図るべく、プロジェクターの買い替えに踏み切りました。」(井口氏)

プロジェクターの選定にあたっては、当初よりLED光源を使用した機種に絞り込み、カシオのプロジェクターが候補にあがったという。輝度や解像度などを実機で確認するとともに、イニシャル、ランニングを含めた5年分の試算コストを検証した結果、XJ-V110Wの採用が決定。予備を入れて11台が導入された。


決め手はコスト! 5年間でトータル約200万円の経費削減

「決め手は、やはりコストですね。長期的な事業展開を見据え、5年間でトータル約200万円という経費削減効果を高く評価しました。さらに、導入後の実感として、前年ではなく前月比換算ですが、月々の電気代にも違いが出ています。LED光源の省エネ効果のおかげで、正確な数字では確認しづらい、いわゆる“見えないランニングコスト”の節約にもつながっています。従来の天吊り金具がそのまま使えるという点も、導入理由のひとつですね。」(井口氏)

また、プロジェクターとスクリーンの位置関係により、斜めからの投映となるため、投映画像の横方向の歪みを補正する幾何学補正コントロールボックスYA-S10もあわせて導入。これにより、今まで通りのシステムを、より低コストで運用できる環境構築を実現した。

天吊りでの設置風景
XJ-V110W(WXGA・3500ルーメン)とYA-S10(幾何学補正コントロールボックス)

業務改善、顧客満足度向上にも大きく貢献

『UCHIPPA』では、XJ-V110Wの導入メリットについて、コスト削減と並び、ランプ交換の手間を削減できる点にも着目しているという。同店のマネージャーを務める平野俊和氏は、次のように述べる。

「XJ-V110Wを導入する前は、毎月のようにランプ交換を行っていました。脚立をのぼり、天吊りしてあるプロジェクターを外し、ランプを取り替え、フィルターを清掃する。ランプ交換後は、元通り設置し直し、アングル、ズーム、フォーカスを調整する。これらの作業が通常業務のひとつとして常態化していました。」(平野氏)

「慣れてしまえば10分程度の作業なのですが、困るのは、お客様が使用中に突然ランプが切れてしまったとき。交換作業中、打席を移動していただくなど、ご不便をかけることになってしまいます。その点、XJ-V110Wは、定期的なランプ交換がいらないだけでなく、突然ランプが切れてしまうという不安もない。導入してから数ヶ月が経ちますが、頻繁にランプ交換をしていた時期がウソのようですね。」(平野氏)

省メンテナンスで長期間運用できる点は、「約20,000時間の光源寿命」を持つレーザー&LEDハイブリッド光源ならびに「防塵構造」を採用することで埃による輝度劣化を気にせず使用できるカシオならではの利点だといえるだろう。業務効率化に役立つだけでなく、業務の中断を減らせるという点でも、顧客サービスを行う店舗での導入効果は高い。

「もちろん、映像品質も申し分ありません。カシオのプロジェクターは、緑や青の色味がくっきり出ている印象が強く、ゴルフシミュレーターには最適ですね。また、従来機種に比べて、輝度が4500ルーメンから3500ルーメンにスペックダウンしたにもかかわらず、従来よりも明るく鮮明になったと、常連のお客様からも実感の声があがっています。そのため、スクリーンの視認性をキープしたまま、打席の照明を明るくすることができ、より快適な練習環境づくりができるようになりました。」(平野氏)

オープンから4年目を迎え、XJ-V110Wとともに新たなスタートを切った『UCHIPPA』。今後の展開として、UCHIPPA GOLF SCHOOL(株)TMGBでは、コンサルティングおよびマネージメントを行うゴルフ場や飲食店との連携も視野に入れ、ゴルフ上達の場としてはもちろん、ゴルファー同士のコミュニティの場を提供し続けていきたいという。

「いろいろな人にもっとゴルフの楽しさを伝えていきたい。そのためには、設備環境もどんどん改善していく必要があります。XJ-V110Wは、当店に欠かせない存在。これからも活躍してもらいたいですね。」(井口氏)

「ゴルフは上達すればするほど楽しさが増すスポーツ。XJ-V110Wの導入でさらに使いやすくなったシミュレーターとともに、現代のライフスタイルにあったゴルフの楽しみ方が提案できればと思っています。」(平野氏)

プロジェクター設置風景
(右)UCHIPPA GOLF SCHOOL(株)TMGB 本社管理課 課長 兼 マネージメント事業課 課長代理 井口清治 氏
(左)UCHIPPA UTSUBO-PARKマネージャー 平野俊和 氏

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