聖泉幼稚園 様

幼稚園の保育から教会の礼拝まで、XJ-V1がマルチに活躍。

2015年12月11日掲載

聖泉幼稚園は、武蔵野キリスト教会の付属幼稚園として1952年に創立。「子どもらしさを守り育てる」という理念のもと、聖書に基づいた保育を行い、思いやりや優しさの心を育てる独自の教育メソッドを日々実践している。2015年には、カシオの水銀ゼロプロジェクターXJ-V1を導入。カリキュラムに合わせて様々なビジュアルを活用することで、園児と円滑なコミュニケーションを図るのに役立てている。

聖泉幼稚園
聖泉幼稚園

水銀ゼロならではの製品特性を高く評価

創立以来60年以上にわたり、たくさんの子どもたちの成長を見守り続けてきた聖泉幼稚園。現在も約50名の園児を迎え、先生の目が行き届く少人数制で、一人ひとりの個性を大切にした保育を実践。また、同敷地内にある武蔵野キリスト教会には、日曜礼拝や教会学校、祈り会などが催され、一般の方も多く訪れる。子どもたちや保護者との信頼関係はもちろん、地域とのつながりが深いのも大きな特長だ。

佐藤 誠 副園長
佐藤 誠 副園長

教育の場として、信仰の場として、毎日たくさんの人が足を運ぶ当施設において、スムーズなコミュニケーションに効果を発揮するのがプロジェクターだ。今回新しく導入したXJ-V1について、当教会の牧師であり、付属幼稚園の副園長を務める佐藤誠氏に話を聞いた。

「わたしたちにとって、プロジェクターはなくてはならないアイテムのひとつです。小さな子どもたちは、まだ読み書きができないので、絵や写真、アニメーションを大画面で見せることができるプロジェクターは、意思疎通を図るうえでも、クラスをまとめるうえでも、とても大きな意味を持ちます。」

必需品というだけあり、プロジェクターの使用シーンは多岐にわたる。歌やおはなしといったクラス内での使用から、キャンプなどの学外使用まで、目的も使い方も実に様々。お泊まり保育でプラネタリウムを投映したり、発表会の舞台演出として活用したりしたこともあるそうだ。使用頻度が高いため、園内には常時数台のプロジェクターを用意しているが、そのうちの1台が古くなり、買い替えを考えていたところ、出会ったのがXJ-V1だという。

「導入のきっかけは、カシオのウェブサイトを見たことから。製品特長のなかで、まず目を引いたのが高圧水銀ランプを使用していないということでした。震災以降、環境志向や安全管理に対する意識が高まるなか、水銀ゼロという取り組みは、子どもたちに楽しく安全に過ごせる場を提供するという当園の考え方ともマッチする部分が大きい。実用的な機能も大切ですが、作り手の思いや姿勢に共感できるところがあるというのは、はじめて導入する際の安心感につながりますね。」

また、半導体光源の採用により、すばやく電源のON/OFFができる点、約20,000時間の光源寿命や防塵設計により、メンテナンスの軽減に貢献している点も高く評価。ランプ切れや故障などを気にせず、使いたいときにすぐに使えるフットワークの軽さにも魅力を感じているという。

「幼稚園のカリキュラムは、限られた時間のなかで多くの内容をこなすため、準備や後片付けになるべく時間をかけたくないものです。また、プロジェクターがないと成り立たないプログラムも多く、ランプの故障などで投映が中断されるという状況も避けたい。そのため、高圧水銀ランプのプロジェクターを扱う際には、持ち運びから電源OFF時のクールダウンまで、何かと気をつかうことが少なくなかったですね。その点、XJ-V1は、あらゆるシーンで気軽に使える。気軽に使えるから、もっといろいろなシーンで使おうという気にさせてくれます。」

このような、実際に使ってみないとわからないリアルな使用感は、カタログスペックなどの数字には表れないXJ-V1ならではの特長を物語っているといっていいだろう。

XJ-V1の投映風景
XJ-V1の投映風景
投映場所に壁面を有効活用

多彩な用途にフレキシブルに対応

それでは、聖泉幼稚園におけるXJ-V1の実際の使用例のなかから、一般的な使い方として朝の会と呼ばれるクラス活動の様子を見てみよう。保育室に集まった子どもたちみんなでお祈りや賛美歌を歌ったあと、佐藤氏による聖書のおはなしが始まるのだが、その際、ストーリーを補足するビジュアルとして、アニメーションがスクリーンに投映された。

子どもたちに聖書のおはなしをする佐藤氏
子どもたちに聖書のおはなしをする佐藤氏

投映環境は、タブレットとRGBケーブルで接続したXJ-V1を譜面台に設置し、天吊りタイプの大型スクリーンに投映。コンテンツは、子ども向け聖書アプリを使用するほか、パワーポイントなどで作成した自作コンテンツを投映することもあるそうだ。

投映が始まると、子どもたちの視線はすぐにスクリーンに釘付けになり、佐藤氏の話に熱心に聞き入っている。時折、質問が投げかけられると、みんなでそれに答える場面も見られた。動く絵本のようなアニメーションを見ながら、佐藤氏の身振り手振りを交えたわかりやすい話を聞いていると、自然と内容が頭に入ってくる。もともとのコンテンツには英語の字幕およびナレーションが入っているが、佐藤氏はそれをミュートしてビジュアルのみ使用。ストーリーに合わせてタイミングよく場面を切り替えるなど、小さな子どもたちでも理解しやすいよう見せ方に工夫がされていた。

「投映の際、室内を暗くすると怖がる子どもがいるので、照明はつけたままにしています。XJ-V1の明るさと解像度があれば、画面もはっきり見えますね。しかも、長時間投映していても本体が熱くなりすぎず、小さな子どもたちがいる場所でも安心して使えます。また、カリキュラムが終わると、自由遊びの時間になり、その場を子どもたちに開放するのですが、XJ-V1ならすぐにコンセントを抜いても問題ないので、後片付けもスムーズに行えます。」

設置に関して、ゆくゆくは天吊りも考えているが、当面はフレキシブルな用途に使えるよう、あえて固定せずに使っているという。使用のたびにセッティングする必要はあるが、持ち運びや調整操作にもとくに不便を感じることはないそうだ。

「既存のプロジェクターを天吊りしているので、XJ-V1はモバイル用途をメインに考えています。キャンプ先の施設で投映したり、会議室で運動会などのイベントの報告会をしたり、スクリーンがない場所では壁に投映したりすることもできます。また、ビデオカメラで撮影した映像をライブ投映するのにも便利ですね。教会で行う礼拝の様子を会場に入れなかった人のために別室で投映したり、大ホールで礼拝をする際、耳の不自由な方のために手話通訳をステージに大きく映し出したりなど、活用できるシーンは、数え上げればきりがないくらいです。」

幼稚園のカリキュラムをサポートする用途から、礼拝などのプログラム進行を補助する活用法まで、マルチに活躍するXJ-V1。これからも、ここ聖泉幼稚園および武蔵野キリスト教会に欠かせないアイテムとして、活用の幅を広げていくに違いない。

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