タワーレコード株式会社 様

より確実に、より速く。メガストアの店舗業務をDT-970が支援。

2015年11月18日掲載

タワーレコード渋谷店
▲タワーレコード渋谷店

音楽•映像ソフトの販売店として、日本屈指の規模を誇るタワーレコード。「NO MUSIC, NO LIFE.」というキャッチコピーはあまりにも有名だ。現在、旗艦店である渋谷店をはじめ、全国に87店舗を展開し、CD•DVD•書籍など、幅広いジャンルの商品を取り扱っている。そんな同社の店舗業務を支援するべく導入されたのが、カシオのハンディターミナルDT-970。その背景には、棚卸業務の効率化というメガストアならではの課題があった。

棚卸業務に求められる読み取り品質を、高いレベルで実現

音楽専門の大型小売店の先駆けとして不動の地位を築き、いまもなお多くのユーザーに支持されているタワーレコード。その最大の魅力は、ライトからヘビーまで、あらゆる音楽ファンの要望に応える「広く」「深い」品揃え。フラッグシップストアである渋谷店では、常時約80万点におよぶ店頭在庫を誇る。そこで、膨大な数の商品管理、なかでも年2~4回行われる棚卸業務に活用されているのが、カシオのハンディターミナルDT-970だ。

同社では、既存端末の保守契約終了というタイミングに合わせ、2015年5月にDT-970を導入。現在、各店舗への展開を順次進めており、最終的には全87店舗へあわせて約2,500台が納入される予定だ。情報システムの推進を担当する片桐真理子氏は、導入の経緯をこう振り返る。

「リプレイスにあたり、数社の端末をコスト面や運用面で比較する一方、実店舗で性能評価などを行いました。決め手となったのは、難読コードの読み取り精度ですね。比較検討したなかでは、実際の使用環境に最も適した一台がDT-970でした。とくに、距離や角度など読み取り時の許容範囲が狭すぎず、初心者でも簡単に扱える点にメリットを感じました。既存の端末もカシオ製(DT-950)だったのですが、10年以上も前の機種ということもあり、性能が飛躍的に進化していたのには驚きました。」(片桐氏)

ITサービス本部 情報システム2部 部長片桐真理子氏
▲ITサービス本部 情報システム2部 部長
片桐真理子氏
▲DT-970
▲DT-970

数十万点におよぶ店頭在庫の棚卸業務をスムーズにこなす快適性を高く評価

総務人事本部でハンディターミナルの運用を管理する立場として、スキャニングテストに立ち会った伊藤信也氏も、その実用性を実感したひとりだ。

「店頭に並ぶCDは、フィルム包装や盗難防止用のケースに収納するため、商品本体のバーコードが読み取りづらいうえ、照明の映り込みなどが、読み取りエラーの原因となることもあります。その点、DT-970のスキャニング精度は非常に高く、角度や距離を気にせず容易に読み取ることができました。誤読などもなく、想定される条件下での性能には、期待した以上の結果が得られたと思います。」(伊藤氏)

今までは、読み取りできないバーコードがあると、それらの商品をひとまとめにし、包装などを剥がした状態で改めてスキャンしていたが、こうした手間も大幅に減ったという。さらに、DT-970では、従来に比べ処理スピードも高速化。膨大な点数を扱う棚卸作業では、コンマ数秒の時短化がトータルすると大幅な作業時間の軽減につながる。

また、伊藤氏とともに端末の運用を担当する齊藤氏によると、現場スタッフの評判も上々とのこと。なかでも、持ちやすさという点では、利き手でない手で持っても快適に操作できることに着目。

「CDの棚卸作業では、右手で商品を棚から引き出し、左手で端末を操作するという流れがほとんどですが、DT-970なら左手が利き手でない人でもストレスなく使えます。レーザーの照射位置もわかりやすく、一連の動作をスムーズにこなすことができます。また、読み取ったデータを一覧表示できるため、接客などで作業を中断したときでも、どこまでスキャンしたかが一目でわかるのは便利ですね。」(齊藤氏)

タワーレコードでは、今回のリプレイスと同時に、端末の保管を外部委託から各店舗での管理に変更。それに伴い、今後は同端末を新商品入荷時の検品作業にも利用するなど、新しい活用の方法を模索している。DT-970には、さらなる業務効率化に向けた活躍が期待されているといっていいだろう。

総務人事本部 総務部 齊藤穂乃香氏
▲総務人事本部 総務部 齊藤穂乃香氏

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