群馬大学医学部附属病院 様

病院情報システムの更新に伴いGE6000を導入。円滑な医療業務を支えるプリント環境を整備。

2016年9月26日掲載

群馬大学医学部附属病院は、北関東の拠点病院として、700床を超える規模を有し、外来患者1日約2,000名、入院患者年間約13,000名の診療を行う。重粒子線治療などの高度先進医療を行う医療機関としても有名だ。2015年、病院情報システムを更新するのに伴い、周辺機器としてA3カラープリンタGE6000を80台導入。NEC 電子カルテシステム「MegaOakHR」に接続し、診療、看護、栄養管理、医療事務など、様々な現場で活用されている。

群馬大学医学部附属病院(群馬県前橋市)

導入の決め手は、タフでコンパクトな基本性能

群馬大学医学部附属病院では2015年9月、多様化・複雑化する医療ニーズに応えるべく、約6年ぶりに病院情報システムの更新を実施。基幹となる電子カルテシステムにNECの「MegaOakHR」を採用し、より高度な診療情報の活用、院内における迅速な情報共有を可能にした。

同時に、周辺機器も刷新。なかでもプリンタは、異なる機種が混在していた環境を見直し、設置場所や用途にあわせてA3カラー、A4カラー、A4モノクロの3種類に機種を限定したうえでリプレイスが推進された。ドライバ設定、トラブル対応、消耗品管理などの運用効率を高めるのが狙いだ。システム統合センターで助教を務める辻村真一氏は、導入の経緯を次のように述べる。

「情報システムや周辺機器の入れ替えにあたっては、事前に仕様書を策定し選定を行います。プリンタに関しても、さまざまな項目ごとに細かい基準を設けるとともに、候補となる機種のデモ機を取り寄せ、各スペックを比較検討しました。なかでも重要視したのが、印刷速度、耐久枚数、筐体のサイズや重量ですね。」

印刷速度に関しては、1分あたりの印刷枚数に加え、ファーストプリントの速度まで検証。耐久枚数は、過去の実態から60万枚以上を最低条件とした。また、重量は、厚労省が定める「職場における腰痛予防対策指針」を参考に、軽量な製品の選定を意図して仕様を策定したという。

「当院に限らず、病院内で使う端末機器類は、トラブルなどで業務を中断することがあってはいけません。プリンタにも安定的かつ継続的に使用できる性能が求められます。重量の優先度が高いのも、不具合が発生した際、すぐに代替機と交換できるようにという配慮からです。そのほか、現場の意見として出たのが給紙容量。1つのカセットで一般的な用紙の梱包枚数(500枚)をカバーできれば、用紙の補充頻度を減らすことができます。」(辻村氏)

こうした背景のもと、A3カラー機として導入されたのが、カシオのページプリンタの中で主力商品に位置づけられるGE6000。カセット2段+キャスター付きの構成で、ストックも含め全80台が導入された。A3専用機ではなく、必要に応じてA4プリントにも活用されている。

「現在、基幹システムと連携した端末用に約50台、外部ネットワークとつながる端末用に約10台が稼働。病棟のスタッフステーションや栄養管理部をはじめ、さまざまな部署、さまざまな用途で活用していますが、現場からは、印刷品質やトナー交換などで、とくに問題があったという報告は受けていません。当たり前のことを当たり前にこなせるという意味で、GE6000のパフォーマンスには満足しています。」(辻村氏)

スタッフステーションに設置されたGE6000
スタッフステーションに設置されたGE6000

汎用機として、多彩な現場、多彩な用途に活躍

院内各所に設置され、日々の業務に活用されているGE6000。なかでも病棟のスタッフステーションでの活用例を、看護部で医療情報および質管理を担当する引田美恵子氏と細野貴広氏に聞いた。

「看護部には現在約800名のスタッフがおり、2交替勤務を行っています。そんななか、看護師ひとりひとりが質の高い看護を提供するためには、診療情報や患者情報の確実かつ迅速なコミュニケーションが求められます。各種情報はPCでも閲覧しますが、スタッフ全員の一覧性を高めるという意味でプリントアウトも有効に活用しています。」(引田氏)

「GE6000の使用法としては、入退院や検査などの予定表、患者への投薬指示書、スタッフの勤務表、ベッドマップ、業務日誌などのプリントが多いですね。ホワイトボードに掲出したり、出力後に書き込みをしたりすることが多いので、A3用紙が使えるのは助かります。また、治療の手順をご案内するクリニカルパスもGE6000で出力。イラスト入りの書類をカラー出力することで、患者さんにわかりやすく説明するのに役立っています。」(細野氏)

クリニカルパスの出力サンプル
クリニカルパスの出力サンプル

また、院内でGE6000を最もハードに使用しているのが、入院患者への食事提供などを行う栄養管理部。栄養管理部の忠谷彩花氏と齊賀桐子氏によると、ほぼ毎日、病院食の献立表や食札などのプリントにGE6000を活用しているという。

「献立については、一週間分をまとめて立てているので、それをA3用紙にプリントし、調理室と管理部でそれぞれ保管・管理しています。1日分のリストだけでも、常食・軟食・流動食の種類別に、朝・昼・夕のメニューが食材まで細かく記載されており、すべてをプリントすると結構なボリュームになりますね。写真入りの献立表を廊下などに掲出したりもします。」(忠谷氏)

「一方で、当日または翌日に提供するメニューが、毎日定時に部門システムを通じて栄養管理部に集約されます。これには、医師が発行する食事箋に基づいた特別食も含まれており、患者の数だけメニューがあるということになります。このデータをプリントし、調理室へ提出するとともに、配膳トレーにセットする食札も印刷。これは、ミシン目入りの厚紙(9分割)に印刷し、1枚ずつ切り離して使用します。」(齊賀氏)

「献立表や食札は、一度に大量の印刷が必要になるため、栄養管理部ではGE6000を2台同時に使用しています。とくに、食札は禁忌などのコメントを色分けするため、カラープリンタは必須。また、厚紙に対応した給紙性能も求められます。その点、GE6000は問題なく使用でき、印刷スピードも申し分ないですね。」(忠谷氏)

栄養管理部では2台のGE6000が稼働
クリニカルパスの出力サンプル
一般食の献立表(一週間分)
廊下に掲出したメニュー
 

さらに、GE6000は、部内で使用する会議資料や、患者に提出する書類の作成にも活用されているという。医事課医療情報係の関口ひとみ氏は、次のように述べる。

「会議用の資料は、10枚程度のセットを50〜60部出力することが多いですね。患者さんにお渡しする書類には、診断書や検査結果報告書、診療情報提供書などがあります。そのほか、レセプトの発行にも補助的に使用することがあります。画像、一覧表、定型書式など、内容によってA3、A4、カラー、モノクロとプリント方法が異なるので、そのすべてに対応したGE6000は重宝します。」

タフでコンパクトなA3カラープリンタとして、群馬大学医学部附属病院の医療業務をサポートするGE6000。今後も、院内情報システムを支える機器として、さらなる活躍が期待される。

左から
栄養管理部 忠谷彩花氏、齊賀桐子氏
システム統合センター 助教 辻村真一氏
看護部 医療情報・質管理担当 細野貴広氏、引田美恵子氏
 

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