枚方市教育委員会 様

校務の効率化に2色刷プリンタを導入。通知表のなつ印を赤トナーで一斉プリント。

2015年10月28日掲載

校務や授業でのプリントコストの削減が求められる中、大阪府・枚方市教育委員会では今年度、市内すべての小中学校(64校)の職員室にカシオ計算機のA3対応2色印刷専用モデル『SPEEDIA GE5000-BR』を導入した。そのねらいはどこにあるのか、教育委員会の担当者に話を聞いた。

枚方市教育委員会(輝きプラザきらら)
枚方市教育委員会(輝きプラザきらら)

他社にない2色刷専用モデル

黒と赤トナーの2色印刷専用モデル『SPEEDIA GE5000-BR』は、フルカラープリンタに比べてトナーやドラムなどの消耗品コストを大幅に削減できるとともに、インパクトのある表現が可能な赤トナーで視認性の高い書類づくりが実現できるのが特長だ。

こうしたなか、枚方市教育委員会が各学校に導入した理由は、校務支援システムから出力する必要な書類に赤トナーを利用して印影を印刷し、校務の効率化を図るというものだった。

左から、枚方市教育委員会 管理部 教育総務課 森崎智之係長、俣野浩一参事、相崎充孝主幹
左から、枚方市教育委員会 管理部 教育総務課 森崎智之係長、俣野浩一参事、相崎充孝主幹

「たとえば通知表は、校長印や担任印など1校あたり数百枚もなつ印する必要があります。それを赤トナーで一斉に印刷できれば、教職員の作業が格段に短縮できると考えています」と教育総務課の森崎智之係長。

実際、1枚1枚、なつ印のズレやカスレに注意しつつ、さらに印影の裏うつり防止のため乾かすことをずっと繰り返す作業は、とても手間がかかり、ストレスも溜まる一方だろう。校長を務めた経験を持つ俣野浩一参事も「学期末の繁忙期ということもあって、土日を使ってなつ印するほど時間をとられるものでした」と振り返る。


各学校も便利さを実感

また、運用的にも校務支援システムのサーバ上に印影データを一度登録するだけと簡単。早速、一学期の通知表づくりに活用した学校からは「とても便利になった」「時間が大幅に削減できた」とたいへん好評だったという。

これには校務支援システムを担当する同課の相崎充孝主幹も「正直、校務支援システムの導入初期ということもあって、各学校が目的である効率化を図ることが難しい面がありました。その中で、この機能はどの学校もシステム導入の効果を実感することができたと聞いています」と評価してくれた。

その上で、森崎係長が『SPEEDIA GE5000-BR』を選択した大きなポイントとして挙げたのが、他社にはない2色刷専用モデルというだけでなく、出力した印影が実際の朱肉の色に限りなく近かったことである。「これが赤すぎたり、インクぽかったりしたらとても使えませんでした。一般的なカラープリンタではこの色味は再現できないと思います」

「なつ印」部分を赤トナーで印刷した通知書のサンプル
「なつ印」部分を赤トナーで印刷した通知書のサンプル

その言葉通り、新開発の赤トナーは、印章、スタンプだけでなく、店頭POPなどで、人の目に鮮やかに映える赤色にこだわってカシオ計算機が、自社開発したものだ。加えて、長時間経過しても退色が少なく、掲示物が多い学校での使用にも適しているほか、フルカラーデータでも自動的に2色に変換してくれるプリンタドライバも搭載している。

校務支援システムに登録した印影データを使った書類を『SPEEDIA GE5000-BR』で出力
校務支援システムに登録した印影データを使った書類を『SPEEDIA GE5000-BR』で出力

電子決裁のさきがけとして期待

一方、学校現場で実績豊富な高速フルカラープリンタGE5000シリーズの機能を踏襲しているため、授業中などプリンタが利用されない時間帯に印刷を予約できる“いつでもプリント”や、PDFやExcel・Wordといった異文書の帳合機能、ミスプリントを防止するプレビュー画面などで好評の「簡単エコ印刷ナビ」、コスト低減を実現する「トナーセーブ」などの多彩な機能。さらに、あゆみ用の厚紙印刷やラミネート加工なども可能だ。

今後の展開について俣野参事は「将来的には電子決裁へと進んでいくのであろうから、その先駆けとして使っていきたい。今後はどこまで印影を印刷した書類が使えるかを判断した上で、活用範囲を広げていければいいですね」と抱負を語ってくれた。また、相崎主幹も「学校にはテストやワークシートなど2色使いすると効果的な教材にも使ってほしい」と期待を込めた。

カシオ計算機ではこうした2色ページプリンタで校務の効率化やコストダウンを図るという新たな解決策を、今後さらに教育現場に向けて提案していく意向だ。

教育委員会に設置された『SPEEDIA GE5000-BR』
教育委員会に設置された『SPEEDIA GE5000-BR』

本事例は「日本教育新聞」2015年9月28日付号に掲載されたものです。

導入製品・ソリューション

この製品に関するお問い合わせ

メールお問い合わせ