大江戸温泉物語 様

精算の統一化から売上管理まで。温泉施設のフロント業務にネットレジを活用。

2014年7月24日掲載

「温泉で、ニッポンに元気を」をコンセプトに、江戸文化をモチーフにした日帰り温泉「お台場大江戸温泉物語」をはじめ、温泉旅館、ホテル、温浴施設、テーマパークを全国で展開する大江戸温泉物語グループ。2012年より、全29施設のうち23施設にネットレジを導入し、フロント業務のオペレーションを統一。現金精算やクレジット決済の効率化、売上集計管理の徹底など、現場の見える化に取り組んでいます。

お台場 大江戸温泉物語(東京都江東区)
お台場 大江戸温泉物語(東京都江東区)

フロント業務の統一化と、
現場業務の見える化を実現。

いい温泉とうまい料理、そして多彩なエンターテインメントをリーズナブルな価格で提供する『大江戸温泉物語』。日本全国に広がる豊富な施設には、温泉はもちろん、劇場、エステ、プールなど、元気がわくコンテンツを多数ご用意。シニアや親子連れ、カップルや女性同士など、世代を問わずに楽しめるリラクゼーション&アミューズメント空間として人気を集めています。

そんな同施設の情報システムの構築を担当するのが、大江戸温泉物語株式会社の阿部晃典氏と小林美香氏。現在同社が運営する施設は、再生事業により合併されたものが多く、グループ内のシステム系を統一するのも大きな業務のひとつ。

「温泉旅館やホテルなどの宿泊施設には、予約やフロントレセプションなどの基幹業務を担う専用システムを導入。その一方で、チェックアウト時の金銭授受など、フロント会計のオペレーションを統一するのが課題でした。」(小林氏)

「そこで目を付けたのがネットレジ。もともとある施設で単レジとして使っていた端末がカシオ製で、筐体に“このレジはインターネットに接続できます”というステッカーが貼ってあったのを見つけ、資料請求したのがはじまりです。現在では、23施設に合計72台のネットレジを導入し、売上集計管理サービスと電子決済サービスに加入しています。」(阿部氏)

今までは、施設によってレジスターを使用したり、金庫箱を使用したり、フロントバックで行ったりと、精算業務のスタイルも現金管理の意識も施設ごとに異なっていました。それを、環境を整備することで統一化し、本部と各施設双方の管理意識を高める狙いがあったといいます。

「売上情報は基幹システムで管理し、日報や月報という形で各店舗から報告があるものの、フロントでの入金を個別に管理できていない面がありました。その点、ネットレジを使えば、レジ打ちした金額が専用ページですぐに確認でき、より正確な現金管理に役立ちます。現場の業務を見える化することで、きめ細かな売上管理ができるようになりました。」(阿部氏)

情報システム部 情報システム課 課長 阿部晃典氏
情報システム部 情報システム課 課長 阿部晃典氏
情報システム部 情報システム課 主任 小林美香氏
情報システム部 情報システム課 主任 小林美香氏

現金精算とクレジット決済を1台で。
フロント業務の効率化にも貢献。

フロントカウンターに設置されたネットレジ
フロントカウンターに設置されたネットレジ

現金管理とともに課題となっていたのがクレジット決済の管理。『大江戸温泉物語』では、合計72台導入したTK-2500とTE-2500すべての端末にクレジットカードリーダーを取り付け、スムーズなクレジット決済を可能にすることで、フロント業務の効率化を実現しています。

「クレジットカードでのお支払いは4割ほど。しかし、今まではクレジット端末の台数が少なかったため、チェックアウトのピーク時に、フロント業務が滞ることがありました。一方、ネットレジ導入後は、クレジット端末の数も充実。以前までの電話回線に比べて決済処理が速くなったこともあり、お客様をお待たせすることなく精算業務が行えるようになりました。」(阿部氏)

クレジット端末の刷新に伴い、不要となった電話回線を解約することで、コストダウンにも貢献。また、システム構築がLAN回線1本でまかなえるため、POSレジのように、PC、ドロア、クレジット端末など、機器ごとに必要なコードがなくなり、煩雑になりがちなフロントスペースの有効活用にもつながっているといいます。さらに、ネットレジの電子決済サービス加入を機に、クレジット契約も見直し。施設によって異なっていた契約内容を一本化できたことも高く評価しています。

「また、電子決済サービスのメリットとして、クレジットの売上が本部で確認できるという点が挙げられます。今までは、クレジット端末の精算レシートを紙に貼り付けてFAXで報告を受けていました。チェック時に、金額を2度打ちする必要もあり面倒だったのですが、ネットレジなら専用ページ上で確認できるうえ、CSV形式で書き出すこともでき、経理業務の効率化という面でも大変重宝しています。」(阿部氏)

もちろん、ネットレジなら、現金とクレジット、両方の売上が同時に把握できるので、店舗全体の売上管理に役立つことはいうまでもありません。


新規施設の開業パッケージとして、
ネットレジの今後に大きな期待。

「入金管理のためのシステムを統一化するにあたっては、当初PC-POSも候補に挙がったのですが、結果的にはネットレジにしてよかったと思っています。コストパフォーマンスが優れていることも重要ですが、なにより現場のオペレーションがやりやすい。」(阿部氏)

使う人を選ばない簡単操作、ラフに使える耐久性など、レジスターならではの利点が、業務改善に大きく貢献していることは見逃せないといいます。

「宿泊施設の精算業務は、チェックアウトの朝8時から10時がピーク。短時間に集中するため、部屋番号を入力し金額を打ち込む、クレジットカードを端末に読み込ませるなどの操作を、いかにスピーディに行うかが重要となります。その点、キーボードでの打ち込みは、慣れていないとスムーズにこなせません。レジスターなら使い慣れている人も多く、初めての人でもすぐに覚えられます。万一のトラブルも、24時間365日対応のコールセンターがあるので安心。朝早く連絡しても対応していただけるのはとても助かります。」

また、フロント業務の効率化のため、夜間のうちに基幹システムに登録してある情報をもとに領収書を作成。翌日の朝の精算時には入金業務だけを行うという対策をしているそうです。また、精算時に部屋番号を入力するのは、後で売上チェックを行う際、入力ミスなどのヒューマンエラーをトレースしやすくするため。精算ひとつとっても、ホテル業界ならではの工夫が随所に見られます。

2012年から約2年がかりでネットレジの導入を進め、2014年7月で整備が一通り完了。設備機器を統一することは、オペレーションの共通化だけでなく、様々なメリットを生み出します。先に述べた電話回線契約の改廃、クレジット契約の一本化のほか、レジスターまわりの備品も統一することができ、ロール紙などを一括発注することで、コストダウンにもつながります。

「今後は、開業パッケージのひとつとして、ネットレジの採用を考えています。さらなる業務効率化やサービス品質の向上を目指し、活用範囲を広げていきたいですね。」

お客様をお出迎えするフロント(左)とゆったりくつろげる露天風呂(右)
お客様をお出迎えするフロント(左)とゆったりくつろげる露天風呂(右)